先生と教官室

ファミレス事情







――――――――……






「ほー、そういう事ですか。」





「はい、そういう事です。」






教官室での出来事と、先生に嫌われたんじゃないかという不安を恵那に打ち明けてみた。






すると、恵那はコーラを飲みながら少し呆れた顔をした。






「まぁ、まだ先生も子供だって事だな。」






「…恵那何言ってるの?先生は私達より10歳も年上だよ?」





「知っとるわ!!子供っていうのは、年齢がどうこうじゃなくて心が子供って事を言ってるのっっ!!」






心が子供?





そんな事があるの?





「伊緒、心配せんでも大丈夫。先生は伊緒の事嫌いじゃないし、むしろ大好きだよ。」





「え、大好き…?」





そんな事実、どこから出てくるというのだろうか。






「…多分だけど、甲田先生は進藤先生に妬いてるんだよ。」





「や、や、や妬いてる!!?」





それはいわゆる嫉妬という奴ですか!!!!?










< 246 / 391 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop