先生と教官室
誰か助けて。
悲しい、苦しい、辛い……。
身体がどんどん冷たくなっていく。
「うっっ…ひっ……っ…」
身体はこんなにも冷たいのに、流れる涙は生暖かくて気持ちが悪い。
「助け、て………せんせ……。」
無意識に先生に助けを求める自分がいる。
私にとって先生の存在かどれだけ大きいかよく解る。
「ひっ……せんせ、せんせ……っっ。」
私を抱きしめて。
温めて、大丈夫だと言って。
いつもみたいに、先生の言葉で私を助けて…。