先生と教官室






「おーろーしーてーくーだーさーいーっっ!!」





先生の腕の中で必死にもがく私。





私はこんなにも必死なのに、先生は平然と歩き続ける。






「先生!!」





「うるせーなー。すぐだから我慢しろ。」





すぐって…すぐって何よ!!





一体どこに連れていく気ですか!!





まだオムライスの食器の片づけも終わってないし、他にも余った食材でご飯作ろうと思ってるのに!!






「はい到着。おろすぞ。」






「きゃっっ!!!!」






先生に抱えられ連れて行かれたのは、なんと……。







「べ、ベット…?」






いつか、風邪で倒れた時に寝たことがあるこのベット。






久し振りに寝たけど、身体がこの感触を覚えている。






「今から大人を思い知らせてやる。」






「え、えぇっ!?」








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