先生と教官室
「伊緒、大丈夫か?辛くないか?」
顔が真っ赤で今にも目が閉じてしまいそうだ。
俺の声も届いているかどうか……
「せんせ。」
「ん?どした?」
「……これって、夢?」
はい?
夢…?何が?
え、もしかしてこいつ現実と夢を間違えてんの?
「伊緒、これは夢なんかじゃ…」
「夢なら甘えてもいいよね?」
…え?
ギュゥッ…
えぇぇっぇぇぇっぇ!!!!!
寝ていたはずの伊緒が、急に俺に抱きついてきた。
ちょっ!!!