それぞれのstory。
「あれ??」
気づいたら、何もない真っ白な世界に居た。
「ここ…何処??」
そう言いつつ、辺りをキョロキョロ見渡すけど、本当に何もない。
「朱音。」
そんなとても懐かしい声が後ろから聞こえて…振り返った。
そこには……。
「透琉…。」
透琉が居た。
「どうして??
あと、ここどこ??」
私はかなりビックリして、それしか言えなかった。
「ここは…朱音の夢の中。
朱音と話そうと思って。」
透琉はあの頃と変わらない笑顔で…あの頃と変わらない姿形をしていて。
優しくそう教えてくれた。