と・な・り。
「あんなことがあったせいで二岡には、『付き合おうか』なんてからかわれちゃうしさ」
「えっ!?」
今度はあたしの隣で隼人が驚いている。
「なによ……。その驚きは………。あたしが告白されたらおかしいって言うの?」
二岡にからかわれただけだということはわかっているのに、それでもそのことにこうやって驚く隼人を見ると腹が立つ。
「どこでどうなってそんな話になったんだ? 第一、受けたのか? お前」
いきなり身を乗り出すようにして聞いてくる隼人。
なんなの?
いきなり…。
「う、受けるわけないじゃん。完全にからかわれてるの、わかってるのに」
「あ……まあ、そうだよな」
急に納得しだして、黙り込む隼人。
なんだったの?一体。
今日は変なことばっかり。