苦い愛



「かづ、今日塾でしょ?」

「そうだよー?」

姉が、10歳のときにあたしは生まれた。
だから姉は今23歳だ。

親が共働きで帰ってくるのが遅いから昔から姉は家事やあたしの世話をしてくれた。


「宿題した?」

「一応・・・、わかんないところあったけどね」


「そっか、まぁ頑張れ」

「うんっ!」


そういい2階に駆け上がり自分の部屋にいく。
荷物をおろして机の上の携帯を手にとる。

おいた荷物の中から香苗のアドが書いてある紙を探した。


「あった」


可愛らしいマトリョーシカのメモ帳に綺麗な字でかかれていた。



ーー送信できましたーー


「ふわぁっ」


ベットにダイブする。


時計を見ると5時半だった。
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