誰も知らない恋〜先生への想い〜


「OK!!!任せろッッ!!!」


立ち上がり、背を向けて廊下へ走りだしたあたしに、
博恵はにやけながら手を振っていた。












「失礼しますッッ!!!」


今、あたしが居る場所は職員室。

ガラッ、と勢いよく扉を開けていた所だ。



もしかして…

博恵は
気付いていたのかな…。



「義仁先生、いますかッッ?!」

大好きな先生の名前を口にしたあたし。

こんな些細な事なのに、今にも心臓が破裂しそう。



すると、片隅から人影が見えた。



「どーした?」


< 18 / 70 >

この作品をシェア

pagetop