誰も知らない恋〜先生への想い〜
「博恵?あいつに頼まれたのか」
「…はい」
あたしがあの時博恵に言われた事は、
『義仁から仕事頼まれたんだけど……
面倒だからさ…明、代わりに行ってきてくんない?』
あたしが飛び付いたのは、先生がキーワードだ。
でも、来てみて先生に事情を話すと、あたしが期待していた表情をしていない。
もっと笑顔で、
「代わりにやってくれんのか?じゃあ頼むよ」
って、その仕事を任されるんだと思ってた。