誰も知らない恋〜先生への想い〜
「あぁー…その仕事さ俺、今終わらせたんだよ」
「うそ…」
「朝に来いって言ったのに来なかったからさ」
先生にひとつ、手間を掛けさせたんだ。
…そんな博恵を恨むぞ。
(つーか、話聞けよー;;)
先生に聞こえない程度に、軽くため息をついた。
「博恵に言っとけー、“社会の仕事担当なんだからちゃんとやんねーと成績下げるぞ”って」
「…はい」
いつもなら、先生と話すと心臓が爆発寸前なのに。
今は平常心。
そのかわりに、テンションはがた落ちだ。