誰も知らない恋〜先生への想い〜
「寒いなら窓を閉めろッ、窓ッ!!」
「キャーッ!!先生来たぁー」
うるさい!!と言うと
博恵を叩いた時と同じく、女子達を名簿で叩いていた。
すごく笑顔だった。
……あたしには、あんな笑顔向けてくれたことない。
ほら、また……。
今もずっと、矢が飛んできてる。
1本刺さった。
21本刺さった。
50本刺さった……。
絶え間無く飛んでくる。
グサグサグサグサ……。
もう、あたしの心はボロボロだよ……。