誰も知らない恋〜先生への想い〜
「何やってんの?」
……先生が…
…ち、近い……。
先生が、
あたしの目を見てる。
あたしに話してる。
「…おーい」
「えッ…!!?」
あたしのあまりの驚き方に、くすくすと笑い出す先生。
「何してんの?」
あ……
今、あたしが何をしていれるのかを聞いてきてるんだ……。
あたし、
何していたんだっけ?
先生観察?
--違う違う。
ストーカー?
--違う!!
先生の事好きだけど、そこまでしないよッ!!
「えっと、係りの仕事」
そう言うと、手に持っていたテープをテンパりながらプリントに貼った。
「偉いな」
うわぁー…。
今褒められたよ…?
プリントに向けていた視線を横目で先生に移すと、まだあたしを直視してる。