誰も知らない恋〜先生への想い〜
すると、
先生はあたしの頭をポンポンッ、と軽く叩いてきた。
「俺のクラス来る?」
と言いながら。
その言葉は、
頭の中を止まることなく繰り返され、あたしは口をあんぐり開けながら立ち尽くしていた。
……え
行けるものなら行きたいです!!!
…けど……
「本当ですか?」
「おう」
そう言う先生は笑顔で、冗談なんだということがすぐに分かった。
そんなこと、出来るわけないって元から分かってるよ。
だけどさ……。
遠回しに言わないで…
本気にしていたあたしがアホらしくて、情けなくて…。