誰も知らない恋〜先生への想い〜
「ホント偉いな」
「…ハハハ」
「でも、なんで今やってるの?」
問う先生の表情が、すごくかわいかった。
…もういいや!!
今日はきっといい日なんだよ。
あたしいい事したから、それのお返しだな。
たとえ、明日からまた話せなくなっても今日を思い出そう。
忘れないように、日記を書こう。
大好きなんだ……。
「休み時間とかだと、時間があんまりないから」
「ふぅん」
そう言うと、またあたしの頭に手を乗せてきた。
「がんばれよ」
先生は、ひとこと言い残すと階段の方へと引き返して行った。
……が。
「痛いッッ!!!」