誰も知らない恋〜先生への想い〜

「えッッ!!??」

「いてぇッッ!!!」

叫ぶ先生。
驚くあたし。

先生は、
片方の足を持ち上げて足の裏を覗き込む。


「……あ」

「明、…おまえ画鋲廊下に落とした?」

苦笑いしながら、あたしに質問する先生。


そういえば……
さっき、あたし画鋲投げていたような気がする。

先生の上靴の裏には、しっかりと画鋲が刺さっていた。


「ご、ごめんなさい」

「いいよ、いいよ」

明は頑張ってたんだし、と言いながら必死に画鋲を上靴から外そうとしている先生。


うわぁ……;;
先生に痛い思いをさせてしまった……。



< 46 / 70 >

この作品をシェア

pagetop