誰も知らない恋〜先生への想い〜


「いてェッッ??!!」


あたしは、先生と話せてるだけで充分だよ。

すんごく満足だよ。



おでこを持っていた雑巾でおさえる先生に、
あたしは歯を出して目一杯笑ってみせた。



「俺が痛がるとこ見て楽しいのか!!?」

「話してるだけで楽しいよ♪」


頭に?でも浮かべているような表情をする先生。



「明!!担任戻ってきたッッ;;!!!」

後に続いて近づいて来た博恵は、あたしの手を引っ張って先生のクラスに入り込もうとした。




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