《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
7―アナタのいない空白
☆☆☆☆☆
悪夢みたいな世界が
始まったのを知ったのは、
まだ日も昇り切らない
早朝の、ベッドの中でだった。
サイドボードに置いてた
携帯が、アラーム時刻でも
ないはずなのにいきなり
鳴り出して……
もうろうとしたまま
ボタンを押したら、耳を
つんざくような声で一気に
眠りから引き出される。
『陽菜ちゃんっ!?
起きてるねっ!!?
起きてるけど、そこは
自分の家だろーねっ!!??』
_
悪夢みたいな世界が
始まったのを知ったのは、
まだ日も昇り切らない
早朝の、ベッドの中でだった。
サイドボードに置いてた
携帯が、アラーム時刻でも
ないはずなのにいきなり
鳴り出して……
もうろうとしたまま
ボタンを押したら、耳を
つんざくような声で一気に
眠りから引き出される。
『陽菜ちゃんっ!?
起きてるねっ!!?
起きてるけど、そこは
自分の家だろーねっ!!??』
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