《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
「わ、わかった……」



こんなことは初めてで、
普通に学校に行っても
きっと友達の追及にボロが
出るだけだろう。


あたしもそれが最善だと思った。



『今もう向かってる途中だから。

大至急用意して待ってて』



そう言って江口さんの
電話は切れた。



あたしは必死で頭を
働かせて、まず起きた
ばかりのママに事情を話す。

週刊誌に載るんだ、
隠しようなんてない。


記事はデマだってことに
したけど、それ以外は全部
そのまま説明し、事務所に
行くことを伝えた。


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