《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
8―その格子を壊して
☆☆☆☆☆
向かったのは、細野さんの
事務所。
まさに脚本を書くのに
使ってるらしい書斎に、
あたしは一人だけで通された。
細野さんは自らあたしの
ためにコーヒーをいれて
くれながら、
「そんなに堅くならないでいい。
それとも……表情が暗く
見えるのは、別の理由かな?」
「あ……えっと………」
暗に玲斗とのことを言って
るんだってわかったから、
ギクッとして言葉に
詰まってしまう。
_
向かったのは、細野さんの
事務所。
まさに脚本を書くのに
使ってるらしい書斎に、
あたしは一人だけで通された。
細野さんは自らあたしの
ためにコーヒーをいれて
くれながら、
「そんなに堅くならないでいい。
それとも……表情が暗く
見えるのは、別の理由かな?」
「あ……えっと………」
暗に玲斗とのことを言って
るんだってわかったから、
ギクッとして言葉に
詰まってしまう。
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