《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
いかにも、仲のいい俳優
仲間――そんな自然な
空気であたしに接してる。



(演技……? 
それともホントに、何とも
思ってないの……?)



演技だったら完ペキ過ぎて、
あたしには見抜けないよ――…。




「よし。それじゃあ全員
そろったみたいだし始めようか」



深い思考に入りかけてた
あたしは、細野さんの声で
ビクッと我に返った。



いけない――今はとにかく
仕事に集中しなきゃ。



「は、はい!」


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