《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
「え…………?」
妖艶な響きを含むイジワル
な声に、あたしは瞳を震わせた。
玲斗はそんなあたしに
フッと吐息混じりにほほ笑むと、
「溺れてるのはオレの方なのに。
ホントにキミは、オレから
何でもかんでも奪ってく――…」
(どーゆーこと?
あたし、何も奪ってなんか――)
心の声をふさぐみたいに、
また、素早いキスが降ってきた。
そしてあたしの考えなんて
お見通しだって言わん
ばかりの、ちょっと低い
ゆっくりした口調で、
_
妖艶な響きを含むイジワル
な声に、あたしは瞳を震わせた。
玲斗はそんなあたしに
フッと吐息混じりにほほ笑むと、
「溺れてるのはオレの方なのに。
ホントにキミは、オレから
何でもかんでも奪ってく――…」
(どーゆーこと?
あたし、何も奪ってなんか――)
心の声をふさぐみたいに、
また、素早いキスが降ってきた。
そしてあたしの考えなんて
お見通しだって言わん
ばかりの、ちょっと低い
ゆっくりした口調で、
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