《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
そして最後にはとうとう
夢までかなってしまったん
だから、本当にもうオレは
陽菜にはお手上げだ。



「まいったな。

オレはもう、陽菜なしじゃ
生きてけないってことか」



――なんて、そんなこと
ホントはもうだいぶ前から
気づいてるけどね。




オレはデスクに広げた紙を
丁寧にそろえて中央に
置くと、立ち上がって
その場を離れた。



そろそろ映紀が迎えに来る
時間だ。

また文句を言われない
ように、早めに用意を
済ませておかないと。


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