《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
今から某スタジオで
ラジオのゲスト出演。
これが終わったら、今日の
仕事は終わりだ。
1時間の生放送を終えて、
挨拶を済ませて――
地下駐車場で車に乗り
込もうとした時に、江口
さんが『あれ?』って顔をした。
「―――? どーしたの?」
「いや……あの男……」
「―――――?」
江口さんは駐車場の一番
奥の並びに停めてある黒い
車を見てる。
距離があってわかりにくい
けど、運転席に30代位の
男の人が座ってた。
_
ラジオのゲスト出演。
これが終わったら、今日の
仕事は終わりだ。
1時間の生放送を終えて、
挨拶を済ませて――
地下駐車場で車に乗り
込もうとした時に、江口
さんが『あれ?』って顔をした。
「―――? どーしたの?」
「いや……あの男……」
「―――――?」
江口さんは駐車場の一番
奥の並びに停めてある黒い
車を見てる。
距離があってわかりにくい
けど、運転席に30代位の
男の人が座ってた。
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