《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
「黒い軽自動車に乗った
30代くらいの男?

そんなの心当たりもないよ」



「ホント? パパラッチに
狙われてる気配、全然ない?」



「ない」



「そっか……」



断言した玲斗に、あたしの
かすかに感じてた不安も
ようやくやわらいだ。



「それならいいんだ。

ゴメン、つまんないこと聞いて」



やっぱあたしの考えすぎ
だったんだ。



そもそもスキャンダル
狙いのパパラッチなら、
もっと大人の人気タレント
とか狙うよね。


_
< 70 / 240 >

この作品をシェア

pagetop