《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
「な………ほ、本気で
言ってんの?」



「もちろん」



なんのためらいもなく
言い切って、玲斗はまた
あたしの唇にキスをした。



合間にもらす吐息のように
かすかな声で、



「陽菜だけが……オレの
渇きを癒してくれる。

陽菜に会えなくなったら……

そんな毎日なら、オレは
いらない――…」



「―――玲斗――…?」




玲斗の言ってること、
よくわからないよ。


渇きを癒すって、何……?


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