《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
いよいよ本題かな?


そう思った直後、案の定な
セリフが聞こえてくる。



「あなた、その部屋で
スキャンダルになるような
こと、してないでしょうね?」



ホラ来た。


あぁ、ホントにめんどくさいな。



「スキャンダル? さぁ?

オレは普通にプライベートを
過ごしてるだけですけど」



そっけない声で言うと、
社長の声が険しさを増す。



「自分の立場を考えなさい。

プライベートだって“三条
玲斗”っていう商品の一部
なのよ」


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