リフレイン〜3rd Season〜
ドサッ!と音を立てて、朱里はその場に倒れた。
それにも関わらず、男はうつ伏せになった朱里の背中を踏んだ。
「やめてよっ!卑怯者!!」
「なら早くそいつを離せ!早くしないと…こうだぞ……?」
男は腰のホルダーから銃を取り出し、朱里に向けた。
コイツ…。
なんて卑怯な……!!
あたしは歯を食い縛りながらも、押さえ付けていた手をゆっくり離した。
押さえ付けられていた男はヨロヨロしながらも立ち上がり、銃を持っている男に寄った。
「おら!早くこの女を立たせろ!」
男は銃口を朱里にズイッと突き付けた。