リフレイン〜3rd Season〜
「あいつらはどっか行ったよ…。何企んでるんだろ……」
あたしは思いっきり眉間に皺を寄せた。
絶対におかしい。
きっと何かあったんだ…
警備員までもが制圧されるくらいだもん。
「とにかく…健太達に連絡を取りましょう。まずそこからよ……」
朱里は痛むであろうお腹を押さえながら起き上がる。
「朱里っ!いいよ、寝てて!まだ痛いんでしょ?」
「大丈夫よ。ありがとうね、水樹」
朱里はニコッと笑うと、ポケットからケータイを出した。
その時。
――バン!!
「――何やってる」
!!
あたし達は、バッ!と扉の方を向く。
――そこには信じられない人の姿があった…。