リフレイン〜3rd Season〜
「……言うことを聞かないようなら…力ずくでやるまでだな」
緒方さんは銃を構えたまま、いきなり速歩きで近寄ってきた。
マズイ!
このままじゃ朱里が…
あたしはそう思う前に、行動に移していた。
――ガチャッ!!
「!!」
あたしは咄嗟に銃を取り出し、緒方さんに向けた。
「……銃を捨てて下さい」
あたしは低い声で呟いた。
沈黙が続く。
お互いに一歩も引かない。
いや、引けるわけがない。