リフレイン〜3rd Season〜
「……お前は相変わらず勇敢だな、戸田」
「……………」
「ホント……感心するよ」
緒方さんはクスッと笑うと、カチッと引き金を引いた。
「やめて下さい。おかしいと思わないんですか?SP同士がこんな……」
「ははっ!だから言っただろ?俺は今、SPじゃない。敵だと」
緒方さんは笑いながらあたしに銃口を向ける。
「み、水樹っ!」
朱里は横から動揺した声を出す。
「……早く捨てて下さい。じゃなければ撃ちますよ?」
あたしもカチッと引き金を引いた。
今は上司とか部下とか関係ない。
この人を野放しにしておいたら…きっと大変なことになる。
SPの名誉に傷が付く。