リフレイン〜3rd Season〜
「ふっ…撃てるもんなら…撃ってみろよ」
緒方さんは低い声で言いながら、ズイッとあたしの頭に銃口を押し付けた。
額にひんやりとした感触が伝わる。
あたしはゆっくりと目を閉じた。
どうする?
ここで暴れて…緒方さんを押さえ付けられる?
朱里だっているし。
でも相手はSPであり、大の男。
失敗すれば…後はない。
――…決めた。
あたしは再びゆっくりと目を開ける。
「……なら…仕方ないですね…」
あたしはフッと笑った。