リフレイン〜3rd Season〜

「ふっ…撃てるもんなら…撃ってみろよ」




緒方さんは低い声で言いながら、ズイッとあたしの頭に銃口を押し付けた。




額にひんやりとした感触が伝わる。




あたしはゆっくりと目を閉じた。



どうする?




ここで暴れて…緒方さんを押さえ付けられる?




朱里だっているし。




でも相手はSPであり、大の男。




失敗すれば…後はない。




――…決めた。




あたしは再びゆっくりと目を開ける。




「……なら…仕方ないですね…」




あたしはフッと笑った。




< 124 / 384 >

この作品をシェア

pagetop