リフレイン〜3rd Season〜
「ママ、おはよう!」
「おはよ、雅樹♪」
あたしは雅樹を抱っこして、ほっぺにキスをした。
「ママ、さっき、さきちゃんとまきちゃんが泣いてたよ」
「へっ?ホント!?」
「うん。だからね、パパがさきちゃん達のこと、いいこいいこしてあげてたんだよ」
う゛っ。
潤が佐希と茉希の面倒見てくれてたんだ…。
情けない…。
あたし三児のママなのに…(汗)
「まぁそう沈むなって、水樹。起きれないことくらい誰にだってあるだろ」
そう言いながら寝室から出てきたのは潤。
あたしはそんな潤を横目で睨み付けた。
よく言うよ。
さっきまであんなことしてきたくせに…。
「あれ?ママ怒ってるの?」
「へっ?怒ってないよ?」
「だって、今すごく怖いお顔してたよ…」
雅樹は心配そうにあたしを見る。
雅樹ってホントに観察力あるよな〜…。
SPに向いてるんじゃない(笑)?
「ママ、お腹空いた」
「ん、じゃあご飯にしよっか♪潤〜!食べよ!」
「おう」
潤は返事をすると、佐希や茉希のミルクも作ってくれた。
あたしは潤からミルクを受け取ると、まず佐希からミルクをあげ始めた。