リフレイン〜3rd Season〜
理解できない真実
「そこまでだ!大人しくしろ……って、え!?係長!!?」
部屋に入ってきたのは健太だった。
銃を構えたまま、あたし達を凝視している。
「バカ!驚いてる暇あったらワッパ(手錠)掛けろ!!」
あたしは顔面蒼白の健太を怒鳴り付けた。
「えっ、あ!おうっ!!」
健太はハッとしたように腰からワッパを抜いた。
「……っ…そう簡単に…捕まってたまるか…!!」
緒方さんはいきなり立ち上がると、健太に襲い掛かる。
「健太っ!!」
あたしは咄嗟に助けに入ろうとした。
けど。
――ズキッ!!
「――…っ!」
撃たれた腕に激痛が走り、あたしはうずくまってしまった。