リフレイン〜3rd Season〜
潤……ホントに来るのかな。
あたしはソワソワしながら玄関先で潤を待つ。
すると、しばらくして見慣れた車があたしの前に停車した。
――ガチャッ
「――水樹っ!!」
車から出てきたのは血相を変えてあたしに向かって足早に歩くスーツ姿の潤。
「あ、潤!ごめんね心配かけ――…」
あたしは言葉を言い終わらないうちに潤に抱き締められていた。
背中に回る潤の逞しい腕。
潤の熱が服越しに伝わってきて、心臓がウルサイ。
すれ違う人達の視線を感じる。
でも…不思議と気にならなかった。
今は…潤の熱に酔っていたかった……。