リフレイン〜3rd Season〜

「あ、あの〜おっしゃってる事の意味がよく――…」




「緒方が逮捕されただろう。しかもその時、緒方を追い詰めたのが……戸田。君だっていう話じゃないか!」




「えぇっ!?」




「上の方もぜひ君に四係を任せたいと言っていてね。君に任せることにしたんだよ」




「……は…はぁ…」




あたしは冷や汗を流しながら呟いた。




あれ?
だったらなんで特殊部隊オフィスに来たんだ…?




すると桐島ちゃんが口を開いた。



「ここに来てもらったのは新しいSPをSAT隊員から引き抜く為なんだ。水樹は元SAT隊員だろ?お前があまりに優秀だから上の方から命令で“新しいSPはSAT隊員から選べ”と話が来たんだ」




「え……そ、そうなんだ…」




「そこで四係の係長を呼んで新しいSPを選ぶってことになったんだ」




「へっ?あたしが選ぶの?」




「あぁ。お前は射撃能力、武術も申し分ない…。水樹が選べば確かだろ」




桐島ちゃんは優しく微笑んだ。




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