リフレイン〜3rd Season〜
「……でも…」
いきなり係長なんて…レベル高すぎない?
っていうか、あたしがなるくらいなら朱里とか健太とか……いたハズでしょ?
「課長、やっぱりもっとちゃんと説明するべきかと…。水樹はかなり混乱してます」
桐島ちゃんはあたしを気遣ったのか、課長にそう言ってくれた。
「うむ。そうだな…。戸田さん、正確に言うとね、月島や佐々倉からも推薦を受けてるんだよ、君は」
「へっ!?朱里や健太が!?」
あたしはかなり驚いてしまった。
「私も月島や佐々倉に聞いたんだよ。係長のことを。けど……2人は決まってこう答えた。“戸田水樹さんにお願いしたいです”と」
「……………」
嘘…。
2人とも…そんなことを……?
「月島さんや佐々倉くんは君を係長にしたいらしいんだ。もちろん、私も同意見だ」
課長は満足気に微笑んだ。
「……どうかな?四係の係長になってくれないか……?」
課長は選択を迫ってきた。