リフレイン〜3rd Season〜
――プルルル…プルルル…
家の電話が鳴った。
「あ、あたし出るね!」
「おう」
あたしは佐希を抱っこしたまま、電話に出る。
「はい、戸田です」
『あ、水樹?あたし。美姫だけど…』
「美姫!久しぶり〜♪」
電話の相手は美姫だった。
美姫とは1ヶ月ぶりくらいだ。
「元気にしてた?話したいって思ってたんだよ〜」
『ふふっ。あたしも水樹にお知らせがあって…』
「お知らせ?」
美姫は“えぇ”と言った。
『実は……2人目の赤ちゃんが出来たのよ』
えっ…?
う、嘘っ……!!
「マジッ!?やったね美姫〜!!おめでとぉ〜〜♪♪♪」
あたしは心から喜んだ。
そっかそっか〜♪
美姫、赤ちゃん出来たんだ…。
『ありがとね。あたしも優輝も、もう1人くらい欲しいな〜って思ってたから……凄く嬉しかったわ』
美姫は嬉しそうに話した。
その声はとても幸せそうだった。