リフレイン〜3rd Season〜
生意気な新人
「おはよーっす!」
あたしはいつも通り出勤し、警護第四係オフィスに入った。
「おーっす!みず!」
「おはよう、水樹」
朱里と健太が明るく挨拶を返してくれた。
「ごめんね、2人とも。しばらく留守にしてて」
あたしはデスクに鞄を置き、2人を見た。
「いいんだよ!気にすんなって」
健太がニカッと笑う。
やっぱり健太はいい笑顔だな。
「それより水樹…SATの欠員は埋まったの?」
朱里が真剣に聞いてきた。
そうだ。
あたしはそのことで、しばらく留守にしてたんだから。
「んーとね…候補生から抜き取ることになるみたいだよ。もしまた足りなくなることがあれば…あたしが呼ばれるみたい」
あたしは苦笑いを溢した。