リフレイン〜3rd Season〜

「――え?新人SPの子が?」




「うん…。生意気でさぁ〜…朱里や健太にまで冷たいんだよー」




茉希を寝かしつけた後、あたしと潤はソファの上で話した。




「あたしや朱里達も明るく接してるんだよ?けど…全然笑ってくれないし。あ、それにね?樹里……SATの入隊希望者だったんだって」




「えっ!?マジかよ」




潤はかなりびっくりしてるみたい。




そりゃそうだよね。
あたしもびっくりだったもん。




「……前にいたのが機動隊らしいんだよね。そこからSATに入ろうとして…失敗したって感じ?」




「まぁ…そうなるな。なんか不思議だな…その宮崎ってコ」




潤はあたしの髪を撫でた。




「だよね…。なんか……簡単に言うと〜前の瑠樹也みたいな?あんな感じなんだよね。仲間を信じられないみたいな」




瑠樹也は以前、あたしがSATにいた頃の仲間だ。




彼も…出会ったばかりの頃は仲間を信じようとしなかった。




けど…




最終的には、分かり合えた。




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