リフレイン〜3rd Season〜
信じる勇気
「……まさか…樹里が性的暴力を受けてたなんてね…」
「えぇ…」
ここは朱里の1人暮らしをしているマンション。
無事仕事を終え、あたしは彼女の家に呼ばれていた。
雅樹達もいるから…長居はできないけど。
「しかも相手は義理の父親よ?強姦罪でムショに叩き込まれてもおかしくないのよ、その男……」
朱里は悔しそうに俯いた。
「……そうだよね…。いくらなんでも酷すぎる。血が繋がっていないからって…女の子を好き勝手に玩具にするなんて」
あたしは朱里に同意した。
許せないよ…樹里の義父。
どうして樹里を大切に出来なかったの?
どうして…よりによってあの子を?
樹里は、あたし達の大事な仲間。
許せない。