リフレイン〜3rd Season〜
「ただいま〜!」
「ママーッ!おかえぃ〜♪」
家に入るなり、潤と一緒に出てきた雅樹があたしの足に抱き着いてきた。
「ただいま!雅樹♪」
あたしはしゃがみ込み、雅樹を抱き締め、頭を撫でる。
「おかえり、水樹。お疲れ」
潤が隣から優しい眼差しを向けてきた。
大好きな、愛しい笑顔。
「ただいま……潤」
あたしは雅樹を抱っこすると、そのまま潤の逞しい胸に寄りかかった。
トクントクンと伝わる心地良い潤の心音。
落ち着く…。
潤はそんなあたしの肩に手を回して、グッと抱き締めてくれた。