リフレイン〜3rd Season〜
「大丈夫だよ。君が無事で良かった」
潤は彼女の肩にポン、と手を置く。
「こ、怖かったですぅー…」
女の子はその勢いで、潤に抱き着いた。
そしてしまいには大泣きし始めた。
はぁぁ!?
ちょっとちょっとちょっと!!
何やってんのよ!!
潤は困ったように眉を下げた。
「戸田さん!大丈夫ですか!?」
店の扉が開き、外から刑事達が入ってきた。
「はい、大丈夫です。犯人を署へ」
あたしは犯人を無理矢理起こし、立たせた。
その時、あたしは目の前にいた人物に目を見開いた。
「えっ…嘘!もしかして……白石ちゃん!?」
あたしが声を掛けると、目の前の女性刑事はピキンと固まったように動かなくなった。
「に、に…二宮先輩!!??」
白石ちゃんは口をパクパクさせたまま、あたしを見た。