リフレイン〜3rd Season〜
「あたしも佐々倉さんのことが好きなんです。彼女さんがいても……」
「か、茅島さん……」
俺は彼女の迫力にタジタジだった。
と、その時。
「……ふーん…いい度胸してるじゃない」
後ろから聞こえた声。
嘘だろ。
この声は……
「朱里……」
「どういうことよ、健太」
朱里は腕を組み、俺を見上げた。
「朱里、違う!これは…」
「いいわよ、もう。だったら別れましょ」
朱里は俯き、俺に背を向けた。
は?
何言ってんだよ。
別れる…?
ふざけんな!!