リフレイン〜3rd Season〜

「朱里、好きだよ。俺は朱里以外の女と一緒になるつもりはない。」




「……っ…健太…」




「あ、でも。傷付いたら慰めてよ?なーんて」




おどけて見せる健太が凄く切なくて、あたしはぎゅっと手を握りしめた。




「あの人がなんと言おうと…あたしは健太だけを好きでいる。健太じゃなきゃダメだもの…」




「当たり前じゃん。俺だって同じだよ」




優しい健太の温もり。




彼じゃなきゃダメなの。




長年、女をやってて、やっと気付いた。




本当に愛してる人は……




絶対に手放したくないって。



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