リフレイン〜3rd Season〜
「……落ち着いた?」
「……っ…」
しばらく泣き、朱里は少しずつ呼吸を戻していった。
「ありがとう、健太……すごく落ち着いた」
朱里は涙で濡れた瞳を俺に向けた。
ヤバイ。
めっちゃ綺麗……。
「朱里さ。もう少し自分がいい女だって、自覚しよーよ」
「はっ?何言ってんのよ////!」
朱里は恥ずかしそうに俺の胸板を叩く。
良かった。
いつもの朱里だ。
「このまま飯でも食べていく?」
「えぇ、そうしましょ」
俺はエンジンをかけ、車を発進させる。
朱里にはいつでも笑顔でいてほしい。
そう心から願って。