リフレイン〜3rd Season〜
「風邪引いちゃったみたいだよ。薬もらったから、ご飯食べさせて飲ませないと」
「そうか。なら俺がお粥でも作るから、水樹は休んでろよ。病院も水樹が連れていったんだし」
潤はポンポンとあたしの頭を撫でると、リビングに入っていった。
「パパ、喉乾いたぁ」
「ん?そうか。ちょっと待ってな?」
潤は雅樹を抱っこしたまま、冷蔵庫を開け、麦茶を出した。
「潤、茉希と佐希は…」
「あぁ、二人ならそこで遊んでるよ。」
潤は雅樹に麦茶を飲ませながら、ソファの方を指差した。
「茉希、佐希!」
ソファの上で遊んでいる二人の所に行くと、二人はパァッと顔を明るくした。
「「ママーッ!!」」
勢い余って、ソファから落ちそうになる二人。
あたしは咄嗟に拾い上げた。