リフレイン〜3rd Season〜
「あのさ。その、女特有の話は二人きりの時とかにしてくんない?俺が入りずらいじゃん!」
「なに、健太!“女特有”とか言わないでよ!キモいじゃん!」
あたしはケラケラと笑いながら、健太の腕を叩く。
「なっ!キモい!?おい、みず!」
「健太、静かにしなさいよ」
朱里は至って冷静に呟く。
健太は嘘のように静かになる。
「でもさ、ご両親に挨拶したってことは、もうそれなりに将来のことは考えてるってことでしょ?」
あたしがそう言うと、健太は目を輝かせた。
「そう!朱里は俺の奥さんになるんだ!そして俺は朱里の旦那……」
「ちょーっ////!やめなさいよ、健太!」
朱里は恥ずかしそうに、健太を止める。
朱里、なんかめっちゃ可愛い(笑)!
「でも二人がこうして幸せになってるのを見てると、凄く良い気持ちになるよ!」
「そ、そう?」
「だろだろ!?朱里は俺の自慢の女だしな!」
「やだ、健太////」
朱里は顔を真っ赤にして、健太のスーツの裾を握っている。