リフレイン〜3rd Season〜
「ただいま。雅樹、佐希、茉希!」
あたしは三人まとめて抱き締めた。
我が子って、こんなに愛しいのに。
朱里にも分かってほしいよ……。
「よし!ほら、三人とも、もう寝る時間だぞ」
「えー!寝たくないー」
雅樹が膨れっ面で潤を見上げる。
「我が儘言うな。明日寝不足になるぞ?」
潤はそう言いながら、雅樹を抱き上げた。
「あー!ずるい、お兄ちゃん。パパのことひとりじめー!」
茉希が頬を膨らませながら、そう言う。
「ほら、茉希。アンタはあたしが抱っこしてあげるから!佐希もおいで」
あたしは二人を抱き上げた。