リフレイン〜3rd Season〜
「ママー、おやすみー!」
「おやすみ♪」
あたしは三人の額にキスをした。
潤達が寝室に消え、あたしはソファに座る。
そして、体を背凭れに預けた。
朱里……健太……。
あの二人には、絶対に幸せになってほしいのに……。
SPになったばかりの時、あたしにとても良くしてくれたのもあの二人だった。
さっきのあたしも…ただ、それで必死だった。
「――水樹、大丈夫か?」
「え?あ……潤…」
いつの間にか、寝室から戻ってきていた彼。
あたしは暗い顔をしてはいけないと思い、必死で笑顔を作る。
潤には…心配かけちゃダメだよね……。