リフレイン〜3rd Season〜
「健太…」
「朱里、愛してる」
彼女の耳元でそう囁き、うなじにキスをした。
朱里は甘い吐息を吐きながら、俺の背中を握る。
俺はその細い指を自分の指と絡めた。
そして二人で微笑み合う。
「好き。大好き、健太」
「俺も。好きだよ、朱里」
普段は勝ち気な彼女は、俺の腕の中でだけは素直なたった一人の女になる。
「あっ、もう……」
「朱里っ……」
彼女を抱く時は、一ミリも余裕なんてない。